昨日8月11日は「山の日」でしたね
山と言えば森
森と言えば「木」
っということで今日は木のお話しです
画像の木は開拓地に生えている樹木で「オオバギ(大葉木)」と言います。
葉っぱが丸くて大きいのが特徴で写真のオオバギも葉っぱが人の顔くらいもあります。
また、オオバギですがパイオニアの木とも言われていて
沖縄では、樹木が生えていない裸地の土地に最初にやって来る樹木で
「パイオニアツリー(先駆性樹種)」と言います。
最初は何も無い場所で生育しなければならないので、強い日射しや乾燥、強風などの
厳しい自然環境にも耐えられ、痩せた土地でも育ち、成長が早いことが必要です。
このオオバギもわずか一年半で2メートル以上成長しています。
このパイオニアツリーたちが葉を広げ日陰を作り、
落とした葉や枝が朽ちて土壌の養分となり、他の植物が育ちやすい環境を作ってくれるのです。
そして他の樹木が成長して日陰になって役目を終えると枯れてしまいます。
ですので、樹木としての寿命は比較的短いです。
それでも森の端っこで森を広げようと頑張っています!
このように森が作られていく上でとても大切で、他の樹木のために頑張ってくれている木ですが
あまり好まれていないような気がします
鳥が種を運んでくるのか、畑や庭などにも生えてきてすぐ大きくなるからなのかもしれません
なんの役にも立たない木と思われているようです。
開拓地でも、「役に立たないから伐ったら」と言う方もおられましたが
何もないところに生えてきて木陰や森をつくってくれる大切な木でこのような植物のおかげで、
長い年月をかけて、その土地特有の多様性のある森が出来上がっていき
そして私たち心を和ませてくれる森が形成されていくんですね。
そんなことを知るだけで、明日から木や森を見る視点が変わってくるかも
知ることって、一緒に生きて行くうえでとても大切なことですね
開拓地ではこのパイオニアたちの力も借りながら、一緒に力を合わせて試行錯誤しながら
知恵を蓄積して時間はかかりますが、
自然体験が出来る小さな森を創っていきたいと思っています。
余談ですが、この木が大好きな奴がいます
それは山羊です。山羊はオオバギの大きな葉っぱが大好物だそうです。
山羊が食べるのであれば、もしかすると食べられるのかも
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