木育とは

昨日は県の森林管理課の若手職員の研修で開拓地まで来ていただき、木育についての話をさせて頂きました。

よころで、なぜ私が県の若手職員にたいして木育について話をしたかと言うと、病気をする以前は、木工職人という肩書以外に「環境教育ファシリテーター」「木育推進員」としてモノづくりを通して木の言面白さ不思議さをし知ってもらい、自然環境に関心を持ってもらう活動をしていて、地球のかけら独自で木育講座を開催したり、森林管理課のイベントのお手伝いをしたりするなど、頻繁に木育についてやり取りをしていました。でも、病気をしてからはほとんで連絡を取ることもなかったので、研修木育について話をしてほしいという相談を受けた時はビックリしました。

っということで、今回は木育について書いてみたいと思います。

木育とは

みなさんは、木育(もくいく)と言う言葉を聞いたことはありますか?木育とは2004年北海道の「木育プロジェクトチーム」によって提言された教育概念で「すべての人が木と触れ合い、木に学び、木と生きることを通して人や森とのかかわりについて、主体的に考えられる豊かな心を育むこと」を言います。

森林資源の保全と活用のバランスがとれた「木の文化」は 古来受け継がれてきた日本の文化であり、「適材適所」に木を使ってきた知恵と技わざによるものです。それは自然と共生して暮らしてきた北海道の先住の人びとの文化とも相通ずるものと考えられます。しかし、現在のわたしたちの社会にこうした「木の文化」がしっかりと継承されているとは言えません。

(中略)

私たちは、木を子どもの頃から身近に使っていくことを通じて、人と、森や木との関わりを主体的に考えられる豊かな心を育てたいという想いを「木育(もくいく)」という言葉にこめました。子どもをはじめとするすべての人びとが、木とふれあい、木に学び、木と生きる。それが「木育(もくいく)」です。

引用:木育推進プロジェクトチーム

この北海道から始まった木育と言う教育概念ですがいまは全国に広まっています。私も10年ほど前に北海道まで行ってこの木育プロジェクトの中心となった方々とお会いして。木育について学び交流させて頂きました。

木育を進める3つのポイント

木育を進めるうえで大切にしている3つのポイントがあります。

1. 触れる・感じる
2. 創る・楽しむ
3. 知る・理解する・行動する

この3つのポイントを押さえながら幼児から大人まで木と触れ合うことで、森林環境を理解し配慮できる人材を育成っすることを目的にしています。

北海道の木育プロジェクトチームが中心となって出版した木育に関する書籍です。木育に関心のある方には、ぜひ読んでいただきたいお勧めの一冊です。

沖縄の木育

沖縄の森には他府県のように杉や檜などはなく、温帯に特徴的な樹種と熱帯に特徴的な樹種が混生した森になっています。世界自然遺産にも登録されました。その森の自然を「守る」と「活かす」という持続可能な森林行政の在り方が沖縄県の課題になっているようです。

そこで、沖縄県では沖縄独自の木育のあり方を模索しているようです。

そんな沖縄の森林行政に少しは協力できたのが嬉しいし、これからも沖縄独自の木育を作っていくことに協力していければと思います。

最後に

ちょっと木育からそれますが、最後のに研修を終えた後の自分の気持ちを書きます。

はじめに書いてあるように脳出血で倒れた後は県の担当のの方とは連絡も取り合うこともなくなっていましたが、突然若手職員に研修でお話ししてほしいと依頼があったときは正直驚きましたし自分に出来るか凄く不安でした、でも、せっかく頂いたお話しなので受けることにしました。

肩書に木育推進員とありますが、今から12年前沖縄には木育について話をされる方がいなくて、わざわざ熊本までいって木育推進員になりました、。

そのとき感じたことは生態系や林業の在り方も違う沖縄では、沖縄にあった形の木育を進めていく人材を育成しなければいけないし、そのためのカリキュラムをつくりましょうという話を常々していたので、憶えていてくれていたのだと思います。

でも、今回は自分の思いが先行し少し空回りになっかも、また、あれも話せばよかったこれも話せばよかったと反省する点が多くありました。

ただ、話をしたからこそ自分の課題がはっきりしてきましたし、カリキュラム作りのアイデアも湧いてきました。

こやって自分の思いを話すことって大事ですね、どこで、誰が聞いているか分からないし、それが思わねチャンスにつながるかもしれませんね。

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