流木でつくる

さて、端材、廃材と来たので、今度は流木です。

私は病気になる前はよく海に流木を拾いに行ってそれでDIYや作品作りをしていました、最初の頃は流木なら何でもいいから拾っていましたが、作品作りをしているうちに自分の作品にあった自分好みの流木を拾うようになってきました。っということで、今回は流木の作品も含め流木についてのお話しです。

流木とは

流木とは河川や海に流れ込んで漂着した樹木のことを言います。

流木の種類

流木には大きく分けて【枝流木】と【板流木】の2種類があります。

写真は拾ってきた流木を洗浄して乾燥させているところです

【枝流木】は主に倒木した樹木が河川から海に流れて漂着して海岸に打ち上げららえたもので、沖縄では河川の近くでよく見かけるタイワンハンノキや防風林として使われているモクマオウなどがよく見られる気がします。

【板流木】は一度人の手が加わって廃棄されたものが河川から海に流されたり、または直接海に廃棄されたものが漂着して打ち上げられたものを言いいます。パレット材・角材・コンパネ材・合板・等がそれぞれ浸食されたものです。

流木の魅力

流木の魅力は個性的で同じものは二つとないので、流木で作った作品は世界に一つだけの作品になります。また、長い間波に削られたり岩に打たれて出来た荒々しさと優しさを備えた表情がなんとも言えない魅力です。

小さな流木達でも使い方しだいでオブジェやアートそして雑貨まで作れるし、ちょっと大きく丈夫な流木達はクラフト作品や建築の内装材としても使える非常にポテンシャルの高い素敵な素材達です。

流木の作品たち

そんな魅力的な流木で作った「工房地球のかけら」の作品たちを紹介します。

ニライカナイ

沖縄には海のかなたに私たちに命の豊穣をもたらしてくれる神々が住む「ニライカナイ」と呼ばれている理想郷があるという信仰があります。まさに、流木はニライカナイからやってきた恵みなのひとつかもしれませんね。

今は、後遺症もあり流木を拾いに行くことはなかなか難しいですが、せっかく工房名を「地球のかけら」とつけたのですから、少しづつでも流木をいただきに行って地球とコラボした独自の世界観を表現して行こうと思います。

沖縄の脳卒中木工職人のメルマガ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です