木のお話し オオバギ

本日は木曜日ということで、木のお話しです。

1. オオバギとは

トウダイグサ科で高さ4~10mほどの常緑小高木で、漢字で書くと大きな葉っぱの木で「大葉木」で名前の通り葉っぱが大きくて、葉っぱの真ん中あたりから茎が伸びています。枝は横に広がり木陰をつくってくれます。

また、6月頃になると大きな葉っぱはカメムシたちの棲家なります。

とにかく成長の速い木で、地球のかけらでも、開拓を始めた頃に最初に生えてきて、2年足らずですでに2メートルを軽くこえています。強度はないので木材として使われることはないようです。ちなみに私も使ったことはありません。

2.成長が早い訳

オオバギですが、成長が速いのには理由があるようです。「パイオニアの木」とも言われていて雑草の多い荒地などに最初に登場してきます。

大きな葉っぱと横に広がった枝で影をつくり、ほかの木たちが生育しやすい環境をつくってあげて、そして、役目を終えると次の木にバトンタッチ!

森の端っこで頑張って、森をつくる大切な役目をしています♬

また、落ち葉をいっぱい落として常に新しい葉っぱと置きかわり、若い葉っぱたちが元気に光合成をして木の成長を応援しています。

「地球のかけら」のある沖縄中南部では、沖縄戦で荒廃したため、この種が広く覆っています。

戦争でほとんど焦土化した沖縄の南部地域ですが、今では多くの木々がお生い茂っています。きっとこのオオバギたちが頑張ったんでしょうね。

因みに、枝を切ると赤い血液みたいな樹液を出します(写真ではオレンジに近いですが、実際はもっと赤いです)

3. 地球のかけらの妄想

ときどき、オオバギを見ながら妄想することがあります。

それは、沖縄にある広大は基地が返還されたら、オオバギの苗を植えてみたらどうだろう♬

そしたら、ほとんど人の手を入れずに30~40年後には森が作られていくかも!

植物だけではなく、まじむんやキジムナーたちも住める森ができるかも♬

※ マジムンとは、簡単に言うと魔物、化け物、妖怪

※ キジムナーとは、ガジュマルの古木に住む精霊

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